「定期的にトイレの掃除をしているのに悪臭が取り除けない」「トイレがいつもジメジメする」このようなことで悩んでいる方はいませんか?その悩みはトイレの換気扇を掃除することで解決できるかもしれません。実はトイレの悪臭や湿気と換気扇は深い関係があるのです。
この記事ではトイレの換気扇に汚れが溜まるとどうなるのか、トイレの換気扇の掃除方法などの情報をまとめてみました。初めてトイレの換気扇を掃除する方もそうでない方も、ぜひこの記事を参考にしてトイレの換気扇の掃除をおこなってみてください。トイレにいつまでもこもる臭いと湿気を取り除くことができますよ。
トイレの換気扇に汚れが溜まるとどうなる?
トイレの悪臭や湿気の原因は「換気扇の汚れ」が関係していることが多いです。じつは換気扇に汚れが溜まると、臭いや湿気がこもりやすくなるのです。
キッチンやお風呂場の換気扇は掃除しても、トイレの換気扇は意外と見落とされがちです。トイレカバーやカーペット、トイレットペーパーから発生したホコリがトイレの換気扇のフィルターにつまると、トイレ内の空気が上手く循環されないのでいつまでも悪臭や湿気がこもります。
さらに、ファンの隙間にホコリがつまると換気扇の機能が低下してしまいます。また、ホコリのつまった換気扇を使用し続けると、換気扇に負担がかかり、電気代が高騰、さらには、故障のリスクも高まります。
換気扇から「ゴー」という異音がするときや、いつまでもトイレに悪臭や湿気がこもるときは、換気扇が汚れている可能性が高いです。こういった異常を感じたときはトイレの換気扇の掃除をおすすめします。
トイレの換気扇掃除に役立つ道具
では、トイレの換気扇の掃除を始める前に、換気扇掃除に役立つ道具をいくつかご紹介します。どれも手に入りやすい物ばかりなので、ぜひ揃えてから換気扇掃除に取りかかってみてください。
・お掃除シート
トイレの換気扇の主な汚れは「ホコリ」です。また、トイレの換気扇は、キッチンの換気扇みたいに油でべっとりと汚れていることがないので、汚れた部分をお掃除シートで拭き上げるだけで、多少の汚れなら落とすことができます。
・歯ブラシ
換気扇のフィルターは目が細かいため、拭き掃除だけでは目の間につまった汚れはなかなか拭き取ることができないことも。このとき活躍するのが、歯ブラシです。歯ブラシでフィルターの汚れをこすって落とした後に、水洗いをすると、みるみるフィルターの汚れが流れていきます。
・中性洗剤
長い間掃除されていない換気扇のホコリは、お掃除シートで拭いても汚れが落ちない場合があります。そのようなときは中性洗剤を使用しましょう。
スポンジに薄く中性洗剤を染み込ませて汚れたところをこすると、頑固な汚れも落とすことができます。また、それでも汚れが落ちないときは、水と中性洗剤を混ぜ、その中に換気扇を入れましょう。しばらく時間を置くと、換気扇の汚れが落ちやすくなります。
・ドライバー
トイレの換気扇のフタやフィルターの多くは、手前に引っ張ることで簡単に取り外すことができます。しかし、中にはネジでフタが固定されているタイプの換気扇もあります。換気扇を掃除する前にドライバーが必要なタイプか確認しておくとよいでしょう。
・新聞紙
換気扇の掃除中に新聞紙を床に敷いておくと、掃除の後に床を拭き掃除する手間が省けます。また、取り外したホコリだらけの換気扇を置くこともできるので、トイレの換気扇を掃除する際は、床に新聞紙を敷いておくとよいでしょう。
・マスク
換気扇を掃除する際は、当然のことながら、ホコリが大量に舞ってしまいます。フィルターやファンを取り外すときに、ホコリが顔にかかるかもしれないので、マスクを着用することをおすすめします。
・手袋
換気扇の縁やファンは意外と鋭いので、掃除中に手を切るかもしれません。また、汚れた換気扇は滑りやすいので、うっかり落として破損させてしまうことも。こういったトラブルを防止するためにも、手袋を着用して作業するとよいでしょう。
トイレの換気扇掃除の具体的な手順
必要な道具を準備したら、いよいよ具体的なトイレの換気扇の掃除方法です。それほど難しい作業ではないので、誰でも簡単におこなえます。ただし、注意点がいくつかあるので、気を付けて作業をするようにしてください。
換気扇スイッチを切る
掃除に取り掛かる前には、換気扇のスイッチを切るようにしてください。ファンが回っていたら、換気扇を掃除することができません。また、作業中にファンが回転しだすことや感電の心配がある方は、換気扇のプラグを抜いておくと、安全に作業することができるでしょう。
換気扇カバーを外して掃除する
換気扇の電源を切ったら、換気扇のカバーを手前に引っ張ってカバーを外してください。中にはネジで固定されているタイプもありますが、だいたいの場合は、指先でカバーの縁をつまんで、引っ張るだけで簡単に取り外すことができます。
換気扇フィルターを掃除する
次はフィルターの掃除です。フィルターを引き抜いて、歯ブラシでホコリを落としていきます。汚れが落ちない場合は、中性洗剤を薄く染み込ませたスポンジで優しく拭いていきましょう。
その後は、シャワーなどで水洗いして、汚れを流していきます。フィルターの汚れを落としたら、風通しのよい日陰で乾かすようにしてください。完全にフィルターが乾いたら換気扇にフィルターを取り付けましょう。
ファンを外して掃除する
フィルターを取り外したら、ファンが見えてくると思いますが、換気扇には「プロペラファン」と「シロッコファン」の2種類のファンがあります。それぞれ構造が違い、取り外し方も異なるので、ひとつずつご紹介していきます。
・シロッコファンの外し方
それでは、シロッコファンの外し方からご説明していきます。まずはファンの周りのネジを取り外します。その後はファンの中心の取っ手のある大きなネジを半時計まわりに回すことで、ファンを取り外すことができます。
・プロペラファンの場合の外し方
次にプロペラファンを取り外す方法をご説明します。まずは、周りのカバーを取り外して、片手でプロペラを抑えながら、つまみを回します。そうすると、真ん中のつまみが取れて簡単にファンを取り外すことができます。
取り外したファンは、中性洗剤を使用してスポンジで汚れを落とすようにしてください。汚れがどうしても落ちないときは水をためて、そこにファンと中性洗剤を入れましょう。しばらく放置しておくと、汚れが浮き上がってくるので、優しくこするだけで汚れを落とすことができます。
換気扇内部を届く範囲で掃除する
ファンを取り外すと、換気扇の内部が見えると思います。換気扇の内部は手の届く範囲でお掃除シートや歯ブラシなどを使用して掃除するようにしましょう。換気扇の奥の方まで手を入れると、手を縁で切ってしまう危険性があるので注意して掃除してください。
トイレの換気扇掃除の注意点
汚れが蓄積してしまうトイレの換気扇は、定期的な掃除をしなければいけません。ここでは、掃除する頻度やタイミングについてご紹介していきます。
忘れず定期的に掃除する
トイレの換気扇掃除を怠っていると、ホコリがつまって換気扇の機能が低下し、悪臭、電気代の高騰、故障などが発生する危険性があります。こういったリスクを避けるためにも、市販で売られているホコリ取りフィルターを利用するとよいでしょう。これは、換気扇のフィルターに貼り付けて、ホコリの付着を防ぐ役割のあるフィルターです。
フィルターを取り付けている場合の掃除の頻度は、1年に1回、取り付けていない場合は3ケ月に1回のペースが理想です。しかし、これはあくまでも目安なのでホコリ取りシートを使用していても、しっかりと自分の目で換気扇の状態は確認するようにしてください。
慣れていない場合は無理して内部まで分解しない
トイレの換気扇は脚立などを使用しないと届かない高いところに設置されていることが多いです。掃除をする際は、落下に気を付けるようにしましょう。
また、シロッコファンなどの換気扇は造りが少し複雑なので分解した後にもとに戻せなくなるかもしれません。少しでも不安のある方は、無理して換気扇の内部まで分解しようとせずに、できる範囲で掃除をするようにしましょう。
掃除しても換気扇から騒音がするなら故障の可能性
換気扇に汚れが溜まると、「ゴー」という異音がします。掃除をおこなってもこういった音が改善されないときは、換気扇に何らかのトラブルが発生しているのかもしれません。放っておくと換気扇の故障につながるので、いつまでもこのような状態が続くのであれば業者に修理を依頼しましょう。
本格的なクリーニングはプロに相談!
ここまで、自分でできるトイレの換気扇の掃除方法をご紹介しました。しかし、中には自分で換気扇の掃除をすることに不安がある方もいるかもしれません。少しでも不安のある方は業者に換気扇の掃除をやってもらうのがよいでしょう。自力でおこなう掃除と業者がおこなう掃除には大きな違いがあります。
- 【業者に頼むメリット】
- ・時間短縮できる。
- ・洗剤による手荒れやけがの心配がない。
- ・分解、組み立ても安心。
- ・しつこい汚れも落としてくれる。
- ・トイレ全般の掃除もおこなってくれる業者がある。
- ・換気扇に関してのアドバイスをもらうことができる。
多少費用はかかりますが、業者に依頼することにはこのようにたくさんのメリットがあります。安全で徹底的な換気扇の掃除は業者に任せるのが一番です。換気扇の掃除をしようと思っている方は、まずは業者に相談してみてはいかがでしょうか。業者ならあなたの悩みをすぐに解決してくれますよ。